#N/A を表示しない方法を動画付きで解説
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いきなりですが #N/A って何でしょうか?キーワードの意味は諸説あるのですがいずれにしてもデータが無いという事を表現している様です。
この #N/A ですが消したいなと思ったことありませんか。表示しない様にする事は可能です。
画面にたくさん出てくるとインパクトがあって目立つので消しておきたいところです。動画ありますので解説読んでからご覧ください。
まずは用語の意味から
ウィキペディアで調べると Not Applicable とか Not Available とか載ってます。 n/a - Wikipedia
#を除くn/aやN/Aは情報出てきますけど#って・・・ハッシュタグですかと。そんなわけないですよね。失礼しました。結論として用語の意味は分かりませんでした。
ウィキペディアが合ってるのかよく分からないし英語の意味や#についてもしっかり分かってないのですがひとまず先に進みます。
現象としてはVLOOKUP関数を使った結果データがない時にセルに表示されます。これはVLOOKUP関数を多用する方ならよく見る光景ではないでしょうか。
結論
よく見るかなと書きましたが・・・いや・・・VLOOKUP関数を多用する方なら見ない光景かも。冒頭で書いてしまっているのでバレてますが理由は非表示に出来るからです。
たくさん #N/A って出てくると結構見栄え悪いんですよね。だから非表示にしたい、消したいっていう需要は結構あると思うんですよ。
じゃあ表示させない様に消しちゃいましょう。戻り値が消えると思われるかもしれませんが実際は戻り値を表示しない、させないだけで消えませんのでご注意ください。
対策
私が知ってる方法は3つ。2つは関数なのですが ISERROR と IFERROR です。あとは手動で消すという方法です。(ごめんなさい)
2つの関数の式を対比
関数の話を進めます。歴史としては ISERROR の方が古くて IFERROR の方が新しい様です。
確か IFERROR はエクセル2010ぐらいかな~もう少し古かったかもしれませんが旧バージョンのエクセルに対応してないので ISERROR ならどんなExcelでも動きます。ご注意ください。(用語の意味も歴史情報も曖昧で申し訳ないです)
違いはスペルです。・・・そりゃそうなんですが内容が違います。
ISERROR は 「一定の計算なり関数を使った結果エラーが出たときには○○、エラーじゃないときには△△と表示して」という関数です。
IFERROR は 「一定の計算なり関数を使った結果エラーが出たときは○○と表示して」だけです。なんか違うの?? 細かく言うと違うんですけどまずは・・・
- ISERROR はエラーじゃないときの表記も指定出来る。
- IFERROR は関数がシンプルで書きやすい。
こんぐらいでOKです。あとはやってればわかってきます。では実際に関数を書いてみましょう。VLOOKUP関数と合わせて書くと以下のようになります。
ISERROR の場合
=IF(ISERROR(VLOOKUP(H7,$D$5:$F$34,3,FALSE)),"該当なし",VLOOKUP(H7,$D$5:$F$34,3,FALSE))
IFERROR の場合
=IFERROR(VLOOKUP(H8,$D$5:$F$34,3,FALSE),"該当無し")
結果の該当なし(無し)はどっちの関数か分かるようにあえて ISERROR の「なし」はひらがな、 IFERROR の「無し」は漢字を混ぜています。
動画
コメントを直書きしてますのでちょっと分かりにくいかもしれませんが活字よりは動画の方が伝わるかと思い用意してみました。
いきなり表が出てきます。先日の記事で使ったネタです。記事についてはこちらをご覧ください。
ISERROR関数とIFERROR関数の説明はこちらをご覧ください。
まとめ
戻り値を受け取るために書く関数で戻り値を非表示にするという何とも言えない作業です。しかし戻り値は「空欄」という戻り値を返しているので非表示にしたとはいえ関数としては「結果出してます」って事なんですよね。
加えて今回は少し長めに式を書いています。関数は長くなるに比例して難しくなると思いがちです。半分ぐらいは合ってますが理屈さえ押さえれば理解出来ると思います。
ポイントは文字や動画でインプットしたものを自分で書いてアウトプットを用意してみるという事ですね。その繰り返しが理解につながると思っています。
私が勉強する時に使ったり立ち読みして良かったなと思う書籍を用意してみました。興味ある方はご覧ください。
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